2026年度の行政書士試験は、11月8日(日)の午後1時から午後4時までの3時間で実施されます。
本番まで残りおよそ6週間となり、ここからの過ごし方で合否が大きく分かれます。
この記事では、直前期に優先すべき学習と、足切り(基準点)を回避するための具体的な戦略を整理します。
2026年度 行政書士試験の日程と合格基準
まずは試験の全体像を改めて確認しておきましょう。
申込期間はすでに終了しており、ここからは本番に向けた仕上げの期間です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2026年11月8日(日) |
| 試験時間 | 午後1時〜午後4時(3時間) |
| 合格発表 | 2027年1月27日(予定) |
| 満点 | 300点 |
| 合格基準(総得点) | 180点以上(60%) |
| 法令等科目の基準点 | 244点中122点以上(50%) |
| 基礎知識科目の基準点 | 56点中24点以上(40%) |
3つの基準をすべて満たして初めて合格となります。
総得点が180点を超えていても、基礎知識で24点に届かなければ不合格になる点に注意が必要です。
直前6週間でやるべきこと・やらないこと
やるべきこと:過去問と模試の「解き直し」
直前期は新しい教材に手を広げるより、すでに使っている問題集と模試の解き直しに集中するのが効率的です。
一度間違えた問題は、本番でも同じ論点で迷いやすいからです。
間違えた理由を「知識不足」「読み違い」「時間切れ」に分けて記録しておくと、弱点が明確になります。
やらないこと:新しいテキストへの乗り換え
不安になると別の講座や参考書に目移りしがちです。
しかし直前期に教材を変えると、用語や整理の仕方の違いに戸惑い、かえって知識が混乱します。
「今の教材を仕上げる」と決めてしまうことが、得点を安定させる近道です。
法令等科目の得点戦略
法令等科目は配点の大半を占めるため、ここでの得点が合否を左右します。
特に行政法と民法は出題数が多く、直前期の学習時間の大部分を充てる価値があります。
- 行政法:行政手続法・行政不服審査法・行政事件訴訟法の条文知識を総復習する
- 民法:頻出の債権・物権分野を中心に、判例の結論を押さえる
- 憲法:人権分野の主要判例と統治分野の条文を確認する
- 商法・会社法:深追いせず、頻出論点のみに絞る
記述式は「部分点」を取りにいく
記述式は3問で合計60点と配点が大きい一方、独立した足切りは設けられていません。
完璧な解答を目指すより、キーワードを正確に書いて部分点を積み上げる意識が大切です。
過去問の模範解答から、繰り返し使われる法律用語を書き出して覚えておくと効果的です。
基礎知識科目で足切りを回避するコツ
基礎知識科目は出題範囲が広く、対策しきれないと感じる受験生が多い科目です。
ただし基準点は56点中24点と4割なので、得点しやすい分野を確実に取れば十分に突破できます。
- 行政書士法など業務関連法令:条文から出題されるため得点源にしやすい
- 情報通信・個人情報保護:個人情報保護法の定義や義務を中心に確認する
- 文章理解:毎年出題され、練習で安定して得点しやすい
一般的な時事問題は範囲が広すぎるため、直前期はニュースに目を通す程度にとどめ、上記3分野を優先しましょう。
本番1週間前〜当日の過ごし方
試験前の1週間は、新しい知識を詰め込むよりも体調管理と時間配分の確認を優先します。
模試と同じく午後1時から3時間通しで解く練習を一度しておくと、当日の集中力の配分がイメージしやすくなります。
受験票や筆記用具、時計など持ち物は前日までにそろえておきましょう。
試験後は合格発表まで時間があるため、次のキャリアを考える期間として活用するのもおすすめです。
宅建や社労士など、行政書士と相性の良い資格を調べておくと、ダブルライセンスへの道筋が見えてきます。
よくある質問
Q. 記述式が0点でも合格できますか?
記述式には独立した基準点がないため、制度上は択一式などで180点以上取れれば合格は可能です。
ただし記述式は60点と配点が大きいため、部分点を狙う対策をしておく方が安全です。
Q. 基礎知識の足切りは何点ですか?
基礎知識科目は56点満点で、24点以上が基準点です。
14問中6問以上の正解が目安になります。
Q. 直前期に模試は何回受けるべきですか?
回数よりも、受けた模試を丁寧に解き直すことが重要です。
1〜2回を本番と同じ時間帯で受け、間違えた問題を徹底的に復習する方が得点につながります。
